桃の節句　ひな祭り☆

 

節句とは季節の節目に、お供え物をしたり
無病息災の願いや邪気を祓う
中国から伝えられた年中行事。
昔は、たくさんあったようですが、
江戸時代から以下の「五節句」となりました。

１月７日　人日（じんじつ）の節句
３月３日　上巳（じょうし）の節句
５月５日　端午の節句
７月７日　七夕の節句
９月９日　重陽（ちょうよう）の節句

 

 

 

「桃の節句」

 

「上巳の節句」の上巳とは、
３月の最初の巳の日。

もともとは、上巳に節句の行事が
行われていましたが、３月３日に
行われるようになり、旧暦の
上巳の頃に咲く花の桃には、
邪気を祓う、縁起のいい花で
あることから「桃の節句」と
呼ばれるようになりました。

 

 

 

ひな祭り

 

上巳の節句で災厄を祓う風習として、
中国では、水辺で身体を清め宴会を催し
日本では、草や紙で作った人形に
厄を移し水に流して祓ったものとが
混ざり合って、江戸時代後期には
現在のひな人形の七段飾りが
完成していたようです。

現在でも、日本の各地で人形を水に流す
「流し雛（ながしびな）」が行われており、
厄祓いというよりも、願い事をする
意味合いの方が強くなっています。

また、「ひな祭り」のように女の子だけに
限定した行事は、海外では珍しいようです。

イタリアの３月８日
「フェスタ・デッラ・ドンナ」は
すべての女性に対して感謝の気持ちを
ミモザの花とともに送る日。

街中では、たくさんの人から
「おめでとう！」と声をかけられ、
女性にとっては、いくつになっても
喜びを感じられる１日だそうです☆